本日は、PT・OTの実習生向けに骨盤について解説をさせていただきます!
使用する書籍は、主に「筋骨格系のキネシオロジー 第3版」です。よろしくお願いします。
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骨盤の骨について
骨盤は、寛骨と呼ばれ、腸骨・坐骨・恥骨の3部位に分けられます。
骨盤の主な役割は
- 下肢や体幹の筋の付着部
- 座骨結節での体重の支え
- 立位や歩行時には下肢に体重を伝える
- 腸や膀胱、生殖器等の臓器を支持する
骨盤の特徴は、
- 大きな扇形の腸骨翼
- 股関節にあたる寛骨臼
- 寛骨臼の内側にある閉鎖孔
これらが挙げられています。
ここで、職場で理学療法士として働いていて、上前腸骨棘・上行腸骨棘・腸骨稜は触診できるものとして覚えるべきだと思います!!
下の画像で、一緒に位置を確認しましょう。
ASIS・PSISについて

骨盤を横から見た図

骨盤を正面から見た図
どうでしょう?分かりましたか?
自分の骨盤を触って確かめるのもよい練習ですね!
ただ、他人のものを触るというのは難易度が桁違いです!一人ひとりこんなに違うんだなぁと感じます。
上前腸骨棘はASIS(エーエスアイエス)と英略され、上行腸骨棘はPSIS(ピーエスアイエス)と呼ばれます!(こう言えると専門家っぽいですよ!)
ASISは腹式呼吸でのランドマークにもなります。また、ASISとPSISを触診することで骨盤が前傾位か後傾位か評価することができます!
骨盤・体幹を鍛える練習はこちらから!
以下は「運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹」より引用しています。1

書籍もぜひチェックしましょう!
ASISとPSISを矢状面で比較し、2横指の高さの差であれば正常、それ以上なら前傾位、それよりも低い場合は後傾位と判断できます!
骨盤が前傾しているか後傾しているか根拠をもって評価できると、一目置かれるはずです!
腸骨稜について
腸骨稜については、「ヤコビー線」ですね!ヤコビー線が何か、分かりますか?
ヤコビー線は、さきほどの画像を見ても分かるように第4腰椎と第5腰椎の間に当たります!

脊椎の番号を数える手段は、多いに越したことはありませんので、ぜひ覚えましょう!
脊椎の番号は、骨盤、肩甲骨から判断できますよ!脊椎の番号を覚えるメリットについても、また記事にしますね!→できました!こちらから読めますよ!
坐骨結節
最後に、坐骨結節についても触れておきましょう!
座位で体重を支えてくれる部分になります!(長時間座った後に、お尻の後が付きますよね、あれが坐骨結節の跡です)
坐骨結節には、いくつかの下肢筋、とくにハムストリングスや大内転筋の一部が付着します。
坐骨結節、つまり骨盤に筋肉が付着しているということは、骨盤の前後傾にも影響しますね。
骨盤が後傾位となってしまっている方は、骨盤が寝たような座り方をしていることも多いですが、ハムストリングスが硬いことも大きな要因となりますよ!
また、睡眠環境を整えることも大切です!寝具を改めてみるのなんかどうでしょう??
寝具についてチェック!
坐骨結節の項目にて寝具に触れたので、一緒に確認してみましょう!
① マットレスが硬すぎる
硬い寝具だと、仰向けで寝たときに
お尻の出っ張り(坐骨結節周辺)に圧が集中します。
その結果、
- 坐骨結節の骨膜
- 坐骨滑液包(ある人もいます)
- ハムストリングの付着部
あたりが刺激されて、寝起きにズーンと痛みが出やすいです。
② 逆に柔らかすぎる(沈みすぎる)
柔らかすぎると、骨は痛くならない代わりに
- 骨盤が沈む
- 腰が反る
- ハムストリングが引っ張られる
という状況になり、結果として坐骨結節に付着するハムストリングがストレスを受けます。
「朝だけ痛い」「寝てると悪化する」人はこっちも多いです。
③ 枕が合ってなくて、骨盤の角度が崩れている
枕が高すぎる・低すぎると、寝姿勢の連鎖で
- 胸椎
- 腰椎
- 骨盤
の角度が崩れます。
骨盤が後傾・前傾に固定されると、坐骨結節周囲が刺激されやすいです。
このように、寝具が骨盤にあたえる影響は大きいのです。
まとめ
今回は骨盤についてPT・OTの学生向けに説明を行いました!実習で役に立つと嬉しいです!!
・骨盤は筋の付着や、体重を支える重要な役割を持っている
・ASIS、PSIS、腸骨稜の触診
・坐骨結節など、骨盤に付着する筋は骨盤の前後傾に影響する
簡単にこのあたりを覚えてもらえるとよいかなと思います!
おまけ
今回は、理学療法士らしく、身体についての記事としました!
ただ、まだ経験が浅いですから、書籍を用いて、学生時代に学んだことやありきたりなことになっちゃうかなぁと心配ですが,,,
ただ!それが役に立つこともあるかもしれませんよね!ぜひこの記事から少しでも学びが得られれば幸いです!
可能な範囲で、いろいろな理学療法の記事を作成し、それぞれの記事ごとへ飛びやすいように作っていきますね!
また次回の記事でお会いしましょう!
- 監修青木隆明 執筆林典雄 改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹pp4 ↩︎




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