ソルボとドクターショールどっちがいい?100均インソールとの違いも現役PTが比較

3枚のインソールを見比べる猫と、1枚を指さすリスのイラスト(ソルボ・ドクターショール・100均比較) 理学療法

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ケレン(現役理学療法士)
この記事を書いた人:ケレン(現役理学療法士)
病院で毎日、高齢の患者さんとご家族の「退院後の生活」に向き合っています。
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「インソールを変えたことがない」——実は、そういう方がほとんどです。靴は選ぶのに、中身は買ったときのまま。でも、足の裏を毎日支えているのは、その中敷きです。

患者さん
患者さん

インソールって、どれも同じじゃないの?

ケレン
ケレン

役割がけっこう違うんです。今日は代表的な3つを、現場の目で比べてみますね

この記事では、私が実際に仕事靴で使っているソルボ、ドラッグストアでよく見るドクターショール、そして誰もが一度は考える100均のインソールを、理学療法士の視点で比較します。

先に正直にお伝えすると、私が使い込んでいるのはソルボだけです。ドクターショールは、商品の構造とレビューを理学療法士の目で分析した評価で、推測を含む部分は「推測」と明記します。その前提で読んでください。

白いスニーカーと交換用のインソール
靴はそのまま、中身だけ入れ替えられます(写真はイメージ)

比較の前に|PTが見るのは「アーチの支え」と「合っているか」

インソール選びで広告がよく強調するのは「ふかふかのクッション」ですが、理学療法士として一番見るのは土踏まずのアーチを支えてくれるか、そしてその人の足と靴に合っているかです。

アーチが支えられると、足裏の膜(足底腱膜)への負担が減り、歩くときの衝撃も分散されます。クッションだけ厚くても、アーチが崩れたままでは根本の負担は変わりません。足の仕組みについては、こちらでくわしく解説しています。

足の裏・かかと・土踏まずが痛い原因とセルフケア|朝の一歩目がつらい方へ【現役PT解説】
足の裏・かかと・土踏まずの痛みの原因を、痛い場所とタイミング別に現役理学療法士が整理。朝の一歩目が痛い理由、冷やす・ストレッチなどのセルフケア、インソールのすり減りチェックまでまとめて解説します。

3つを比べる|ソルボ・ドクターショール・100均

ソルボ ドクターショール 100均
アーチの支え ◎ 立体形状で支える ○〜△ 種類による × ほぼ期待できない
衝撃吸収 ◎ 医療分野でも使われる素材 ○ ジェルで吸収 △ 厚みでごまかす製品が多い
耐久性 ○ 目安1年 ○ 数か月〜 × 数日でへたることも
価格 1,800円前後 1,500〜2,500円前後 110円
合う靴 スニーカー・仕事靴 スニーカー系(幅広め)

ソルボ|アーチ支えと衝撃吸収の両立(実体験あり)

私が仕事用スニーカーで実際に使っているのがソルボです。かかとの着地の「ドン」が「スッ」に変わる衝撃吸収と、土踏まずを下から支える立体形状が両立しているのが強みです。詳しい体験談は別記事にまとめているので、ここでは要点だけ。

  • 立ち仕事・よく歩く方に向く
  • ハサミでカットしてサイズ調整できる
  • 1,800円前後(2026年8月時点)

使用感を正直にまとめた記事はこちらです。

ソルボインソールは効果ない?現役PTが仕事靴で使った本音と選び方
現役理学療法士がDSISソルボを自分の仕事用スニーカーで使った正直な感想。効果を感じやすい人・向かない人、種類の選び方まで、買う前に知りたいことをまとめました。

ドクターショール|ジェルの衝撃吸収が売り(構造からの分析)

ドラッグストアでよく見かける定番で、ジェル素材による衝撃吸収が売りです。通販レビューの評価も良好で、選択肢として十分アリだと思います。そのうえで、理学療法士の目で構造を見て気になる点を正直に挙げます。

  • 見た目がスポーティなので、ビジネスシューズには合わせにくい印象です(インソールなので、履いてしまえば人目につくことはほとんどありませんが)
  • 幅は広めの作りに見えます。スリムな靴だと入らない可能性があるので、サイズと靴の形の確認を
  • 通気用の穴が開いている部分は素材が薄くなるため、長時間歩くと前足部(指の付け根側)に負担が出るかもしれません——これは使用しての検証ではなく、構造からの推測です。ただ、実際にAmazonのレビューでも、母指球・小指球(親指・小指の付け根のふくらみ)のあたりが痛くなったという声が見られました

スニーカー中心で、クッション性を重視する方なら候補になります。

価格は1,400円前後です(2026年8月時点)。

100均|「変える」体験の入口。ただし長持ちはしません

正直に言うと、痛みの対策としてはおすすめしません。現場の印象では、厚みでごまかしている製品が多く、もって数日ということも珍しくないからです。アーチを支える機能もほぼ期待できません。

ただ、一つだけ価値があります。「インソールを変える」ということを一度もしたことがない方にとって、110円で『中身を変えると履き心地が変わる』を体験できる入口にはなります。そこで違いを感じたら、次はきちんとしたものへ進んでください。

よくある質問

Q. どのくらいで交換すればいいですか?

履く頻度によりますが、毎日履くなら長くても1年が目安です。かかと部分がペラペラになっていたら、期間に関係なく交換のサインです。中敷きのすり減りチェックは足の痛みの記事にまとめています。

Q. 1枚を複数の靴で使い回してもいいですか?

おすすめしません。靴ごとに長さや幅が微妙に違うので、あなたの足は同じでも、合うインソールは同じとはいかないからです。良いと思ったインソールは靴の分だけ用意するのが基本。あえて違うインソールを入れて、履き心地に変化をつけるのもアリです。カット式なら、靴ごとにサイズを合わせられます。

Q. 買うときに一番注意することは?

今の靴に入るかです。とくに厚みのあるインソールは、靴によってはきつくなります。元の中敷きが外せる靴なら、外して入れ替えるのが基本です。

状況別まとめ|結局どれを選べばいいか

あなたの状況 選ぶなら
足裏・かかとに痛みがある/立ち仕事・よく歩く ソルボ(アーチ支え+衝撃吸収)
スニーカー中心でクッション重視 ドクターショールも候補(靴との相性を確認)
「変える」をまず体験してみたい 100均でもOK。ただし数日で判断を

最後に、理学療法士として一番伝えたいことです。足は全身の土台で、毎日、体重の何倍もの衝撃を受け止めている場所です。そこに使う2〜3千円は、渋るところではないと思っています。

インソールの良さは、靴の見た目を変えずに、履き心地と性能だけを変えられることです。そして冒頭でも触れたとおり、変えたことがない方がほとんど。だからこそ、一度試してみてほしいのです。

そして、インソールは「一発で正解を引く」ものではありません。合わなければ次、と積極的に試してみてください。靴ごと買い替えるより、ずっと安く試行錯誤できます。高齢のご家族の靴選びは、こちらの記事もどうぞ。

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お大事にしてくださいね。それではまた〜

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